本年度の工場・施設見学はENEOS株式会社 川崎製油所と株式会社コーセー 研究所(先端技術研究所、製品開発研究所)に訪問させていただきました。B1・B2の学生計39名が参加しました。
午前中は西早稲田キャンパスからENEOS株式会社 川崎製油所へバスで向かいました。
到着後、会社概要や見学に関する説明を受け、応化会のOB・OGの方々をご紹介いただきました。製油所内の見学については、バスツアー形式で行われました。エチレン製造装置やパラキシレン製造装置等のケミカルエリア、原油タンク周辺などを見学しました。見学当日はは年に一度の製油所清掃日であり、大量の熱交換器を一本ずつ手作業で洗浄する様子を間近で見ることができ、非常に貴重な体験となりました。学生実験で扱う装置とは比較にならない規模(なんと東京ドーム5個分!)で製油が行われており、スケールの大きさに圧倒されました。
質疑応答・座談会では、社員として活躍されているOB・OGの方々から貴重なお話を伺うことができました。昼食もご一緒させていただき、最後にクロージングを行いました。
午後は株式会社コーセー 研究所を訪問しました。企業および研究所の概要説明を受けた後、施設内を見学しました。研究所の雰囲気は非常に開放的で、私たちが普段使用している白衣姿の実験室とは異なり、明るく自由な印象を受けました。製品開発研究所ではアロマの香りや化粧品の開発が行われており、身近な製品がどのように生み出されているかを知ることができました。先端技術研究所では、まさに“研究所”といった雰囲気の中で最先端の研究が行われており、大変興味深い内容でした。
座談会では社員の方々から直接お話を伺うことができ、非常に貴重な時間となりました。
普段学んでいる化学が実際に社会でどのように活かされているのかを知り、「役立つ化学・役立てる化学」の重要性を改めて実感しました。実際に第一線で活躍されている先輩方の姿を見て、自分たちの将来の選択肢が大きく広がったように感じました。
最後に、このような機会を提供していただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
文責: B2 秋本
